新幹線の顔について
サイエンスZERO(NHK)にて次世代新幹線「ファステック」を取り上げていた。
その中で先頭車両のデザインについての解説があって、それによるとあのデザインはトンネルでの騒音対策なんだそうな。
新幹線が高速でトンネルに突入するとトンネル内の空気を圧縮してそれが出口側で「ドーン」という騒音になってしまう。
そのためにはいかにトンネル内の空気への圧力のかかり方を緩やかにするかがポイント。
簡単に言えば流線型にすれば良くて、それもなるべく長い流線型の方が効果的。
ただおもしろいのは、先端が尖った形(ストリームライン)よりも、丸い形(アローライン)の方が騒音が小さくなっていた事。
両方とも同じ車両の長さなんだけど、アローラインは先端が丸いからその前方で空気のよどみが発生して、それが車両を長くしたのと同じような効果を生み出していた。
結果を見ればなるほどと思うけど、良くあの形に行き着いたと感心しちゃうなぁ。
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新幹線E954形電車 - Wikipedia
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