日本版SOX法
テレビで特集をやっていた。
なんとなくアメリカではこれのおかげで大変な労力を掛けることになったって事ぐらいは知っていたけど、具体的に日本でどうなるのかは知らなかったから興味深く見た。
この重要な目的は粉飾決算の予防って事なんだけど、それ以外にも情報の流出予防ってことも目的になっているらしい。
で、その中身で一番の柱になっているのは「内部統制」。
なんのこっちゃと思ったけど、簡単に言うと、中でやっていることを外にも解るようにするって、言うことらしい。
具体的にはフローチャートの作成とか。
紹介されていたフローチャートは顧客からの発注が来た時のもので、注文を受けた人間は誰にその発注データを渡してどういう経路で確認や、手続きを進めるのかを作ってあった。
ちなみにこの会社ではフローチャートを何千枚も作ったって言っていた。
重ねると1メートルを超えてしまう量。
こんなふうに労力がかかりすぎると体力のない企業は耐えられないだろうなぁ。
このSOX法の対象になるのは上場企業だから、SOX法をいやがって非上場になる企業も出てきそう。
結局、コスト(労力)と効果のバランスが大事なんだろうな。
あまり縛りがきつすぎると上場する会社がどんどん減って市場に資金が回らなくなってしまう。
だからといって緩すぎるとカネボウやエンロンみたいになりかねない。
このあたりの調整が難しい。って、誰が調整するんだろう?
市場原理で落としどころを探るのかな?
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