暗部補正と高感度撮影
新しいデジカメに暗部補正という機能がついている。
画像の中のくらいところだけを少し明るくして見た目の印象に近付けるというもの。
なるほど、けっこう強力に効いている感じ。
今までのデジカメだと影になる部分は見たときの印象とは違ってほとんど黒に近かったけど、この暗部補正が働いていると何があるのか分かる程度に明るさを持ち上げてくれる。
なかなか便利な機能だけど、使いどころによってはマイナスの効果も。
たとえば光沢のある金属面を撮影するときに曲面がのっぺりとした平面に見えてしまったりする。
こういう被写体では暗部補正をオフにした方がよさそう。
もっとも光沢のある金属面は今まででも撮影には気を遣う場面なんだけどね。
室内では暗くて手ぶれとの戦いになるし、ストロボを焚けばもろに光が反射して全く被写体が写らない。
バウンスしようにも天井が高いから光が届かない。
三脚を持ってくれば安定して撮影できるけど、いろいろな角度からの撮影にいちいち三脚をセットするのは手間。
というか三脚を使えない角度もあったり。
残る手段は高感度撮影といったところだけど、今までのデジカメだと「ああ、星がきれいだ」って感じに派手なノイズが入って使い物にならなかった。
だけど新しいデジカメなら高感度にしても割とノイズが出てこない。
まあPCのモニタで等倍にして細かく見るとぼやけているような感じもするけど自分の用途には問題なし。
技術の進化はすばらしいなぁ。
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